2023年4月13日木曜日

第三紀層地すべりの記事

別所愛宕山で地すべり(広報うえだ 昭和50年7月16日)
地すべりの記事(広報うえだ 昭和50年7月16日)

昭和50年(1975)の広報うえだにあった地すべりの記事です。
別所層、青木層、小川層 等、地表近くの泥岩は水にはだんだん砕けて溶けて行きそう…
山沿いはどこでも「崖はいつか必ず崩れる」という言葉を忘れてはいけないのでしょう。

『広報うえだ 昭和50年7月16日』より
別所愛宕山で地すべり 人家に被害なし 「対策本部」設置、応急措置行う
 七月三日、降り続いた長雨のため地盤が軟弱化した県道別所鹿教湯線の別所愛宕山地籍(北向観音裏)で、幅六十メートル、長さ三十メートルにわたり地すべりが発生。
 現場に駆けつけた市長が直ちに「別所愛宕山地すべり現地対策本部」を設置しました。
 地すべり地籍の北側にある旅館一軒、県道をはさんで向い側にある農家、みやげ店など三軒の客や家族の避難、家財道具の運び出しを行う一方、建設事務所が地すべり警報装置を取り付けるとともに、地元消防団、上田消防署および、地元自治会、森林組合などが、愛宕山にある愛宕池の減水、現場の立木伐採、土のう積みなど応急措置を行いながら、三、四日にわたり警戒監視体制をとり、市役所本庁にも「対策本部」を設置しました。
 地すべりを最少限度に抑えるため、三日午後から、地すべり地籍の土砂を上から約十五メートル、約五千立方メートルを削り取る作業を行いました。
 この措置により、人家に対する災害は回避できました。削り取った土砂の取り除き作業を六日から行っていますが、土砂の量が多いため約十日間位かかる予定です。
 また、市長も応急措置の陣頭指揮を取りながら、避難した四軒を見舞い、突然の災害におどろいている家族の皆さんを励ましました。

上田市災害ハザードマップ ※ホームページに誤りがあるので「まとめてダウンロード」でも確認を。(「建物被害マップ」の一部が「洪水・土砂災害マップ」)
https://www.city.ueda.nagano.jp/soshiki/kiki/1434.html
上田地域(地すべり)(※「区域の名称」が一部変?)
https://www.city.ueda.nagano.jp/soshiki/kiki/2504.html


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