(左)上田市行政チャンネル「浦野川から発見されたクジラ化石に関する記者発表会」(2020.3)より、(右)上田市自然科学講演会「クジラ化石の謎を解く」(2024.3) |
2020年3月23日に「浦野川から発見されたクジラ化石に関する記者発表会」があって、その中で、「今後、世界的に使われる名前であろう」という「和名」の発表がありました。それが「ウエダアカボウクジラ」…
ところが、2024年3月23日の自然科学講演会「クジラ化石の謎を解く」では、ハクジラ類のアカボウクジラではなく、ヒゲクジラ亜目の可能性が高いとの説明があったそうです。まだ、わかりませんが、「ウエダアカボウクジラ」の名前は破棄されることになる?
(講演会の案内には「アカボウクジラ科」の記述があったので、判明したのは案内を作成した後だったのか、あるいは、連絡がうまく行かず修正されなかったのか…)
和名に明確な規定はないにしても、学名に基づいた日本語名にするのが普通だと思うので、本格的なクリーニングも始まっていない初期の段階での命名は勇み足でしょうか…
地域振興の意図を持って、化石等の名前に地名を入れるのも、良い事なのかどうか迷います… 広い範囲で同じ種が見つかる場合、先に発見した地域では自慢に思いながら化石の名前を呼び、その他の地域では残念に思いながら化石の名前を呼ぶのでしょうか… もしも、そんな一喜一憂をするなら、地名を入れない方が良いのでは…
研究が進んで分類が変わり、化石の学名が変わることもあります。そのときに余計なことを気にかけるのも嫌なものではないでしょうか…
クリーニング作業は、2020年3月の記者発表会では、約1年位と見込んでいるとのことでした。それから4年半なので、全体の化石の展示も近いのでしょうか…
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