2025年10月29日水曜日

アイスクリーム・コーン・ゾンビ?

棲管化石
アイスクリームコーン・ワームの棲管の化石?
(UCVレポート2025.7.29 より)

夏休み中の化石探し体験(塩田公民館 2025.7.29)を伝えるUCVレポートで、角笛形の棲管化石が紹介されていました。
上田市付近では多く見つかる化石ですが、詳細はたぶんまだよくわかっていません。
レポートでは、アイスクリームコーン・ワーム(ゴカイ)の化石と紹介していました。
形・大きさにバリエーションがあるのと(管の端の形態など)、似た形の棲管を作る生物が複数いる可能性もあるので、資料が増えれば分類もされるようになるのかも。
ウミイサゴムシ(アイスクリームコーン・ワーム)の仲間の他には、ハオリムシ(チューブ・ワーム)、ホネクイハナムシ(ゾンビ・ワーム)など。

クジラのような大型の動物の化石が見つかると、「豊かな海」と言われることがありますが、実際は、小さな化石が、まばらに見つかるような印象で、生物の豊富さを感じることはあまりないかも… この棲管も、比較的よく見つかるペッカムニシキの貝殻も、とても薄くて、もろいので、採集時にハンマーで強く叩くと、母岩が割れたときには化石は粉々… ということも多いです…