2024年11月23日土曜日

上田市誌 刊行20周年、メンテナンス計画?

上田市誌
上田市誌(『広報うえだ 平成16年/2004 8.16』7頁)

20年前の2004年(平成16年)は、4月に上田情報ライブラリーが開館、11月に『上田市誌』の刊行が完結したという年。
情報ライブラリーは20周年の記念事業が行われましたが、上田市誌の方はどうだったのでしょう。(合併前の旧上田市の事業なので、力の入れ加減が微妙だったとか?)

「上田市誌編さんだより(105)最終回」は、監修の 佐藤 信 東京大学教授(当時)の文で、今後の史料類の保存・活用について触れられていました。
活用については、市誌全体のデジタル化、データベース化の話になると思いますが、検討や計画は、刊行後20年の間にあったのでしょうか?


広報うえだ 平成16年11月1日号 5頁
上田市誌編さんだより(105)最終回
『上田市誌』と日本史
上田市誌監修者 東京大学教授 佐藤 信
(中略)
なお、編さんの過程で寄贈や収集によって集められた大量の貴重な古文書や写真・地図などの史料類が市誌編さん室にはあふれています。私の最後の心配は、上田の歴史の「あかし」であるこうした史料類が活用されずに「お蔵入り」になってしまわないかということです。史料類を保存し、『上田市誌』の成果を市民や全国に発信し続けていく役割を果たし、上田の歴史・文化を学ぶ人々に情報サービスができるような体制ができるとありがたい、と思っています。


上田情報ライブラリーは開館20周年を迎えます
https://www.city.ueda.nagano.jp/site/jlib-tosho/96023.html
上田情報ライブラリー開館20周年事業
https://www.city.ueda.nagano.jp/site/jlib-tosho/96583.html


なお、2004年は上田市誌編さん委員長、顧問をされた黒坂周平氏が亡くなられた年でもあり、今年は没後20年。(広報うえだ 平成16年4月1日 15頁等)
(Wikipedia で逝去の日付が2003年2月7日になっていました… 参考文献の『古代交通研究 第13号』の表紙を見たら「2003年度」とあって、もしかして、この数字を使ったとか?(発行は「2004年5月20日」) それと、参考文献の記事タイトルに誤字…)


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