2022年7月30日土曜日

寺社マップを作ってみる(自由研究)

武石 大宮諏訪社
武石 大宮諏訪社(明治33)『信濃宝鑑 巻ノ二』より(赤岩 勇竜岩 夫婦岩 稚子岩 蛙石 牛岩 天狗岩 烏帽子岩 屏風岩 人飛石 乗鞍岩 虫喰岩 一幹七本ノ大檜木)


地元の主な神社・寺院の一覧とマイマップを作ってみようという計画。
一覧はネットで意外と見つけにくかったです。作業時間の見積もりと実績も成果物になるかも。(300件×1分で5時間以上?)

国立国会図書館 リサーチ・ナビ
神社を調べる
https://rnavi.ndl.go.jp/jp/guides/post_628.html
寺院を調べる
https://rnavi.ndl.go.jp/jp/guides/post_657.html

長野県神社庁 神社紹介
上小支部 251社(上田市 185社)
https://www.nagano-jinjacho.jp/jinjya-syoukai/j-syoukai.html
(大日孁神社、白山比咩神社、中之条、芳→芳田)

お寺は「上田市の仏教寺院一覧」等で検索、ミックスして90前後。

小県郡史 余篇(大正11-12)
https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/965787/251

問題点と対策
・名前・表記・読み方が複数あるものがある。 → なるべく主要な名前を一つ選んで、別名等を併記する。
・地域・自治会がわからないものがある。 → できるだけ調べてみる。
・有名な お堂等で入っていないものがある。 → 指定文化財等、できるだけ調べて追加する。

上田市の地域別の寺院(不足や誤りがあると思います)
地域    寺院
東部    法修寺
中央    願行寺
中央    宗吽寺
中央    日輪寺
中央    妙光寺
中央    浄念寺
北部    月窓寺
北部    本陽寺
北部    金昌寺
北部    浄楽寺
北部    海禅寺
北部    大輪寺
北部    呈蓮寺
西部    向源寺
西部    正栄寺
西部    芳泉寺
城下    大福寺
城下    金窓寺
城下    祥雲寺
城下    極楽寺
塩尻    正福寺
塩尻    長昌寺
塩尻    東福寺
川辺・泉田 観音寺
川辺・泉田 超誓寺
川辺・泉田 常福寺
川辺・泉田 仙福寺
神川    龍洞院
神川    国分寺
神科    陽泰寺
神科    法心寺
神科    洞源寺
豊殿    東圓院
豊殿    龍法寺
豊殿    全宗院
豊殿    清水寺
豊殿    良泉寺
豊殿    瀧水寺
東塩田   西光寺
東塩田   大圓寺
東塩田   青龍寺
東塩田   長福寺
中塩田   真光寺
中塩田   瀧澤寺
中塩田   龍昌院
中塩田   林法院
中塩田   法樹院
中塩田   法輪寺
西塩田   前山寺
西塩田   龍光院
西塩田   中禅寺
西塩田   無量寺
西塩田   満願寺
別所温泉  安楽寺
別所温泉  常楽寺
川西    宗安寺
川西    東昌寺
川西    高仙寺
川西    専念寺
川西    前松寺
内村    天龍寺
内村    霊泉寺
内村    法住寺
丸子中央  順教寺
丸子中央  全芳院
丸子中央  長光寺
丸子中央  蓮乗寺
丸子中央  長泉寺
丸子中央  長福寺
依田    宗龍寺
依田    寶蔵寺
依田    龍顔寺
依田    龍泉寺
長瀬    経蔵寺
長瀬    長昌寺
塩川    恵光院
塩川    向陽院
塩川    圓融寺
長     顕正寺
長     長谷寺
長     信綱寺
傍陽    耕雲寺
傍陽    常光寺
傍陽    実相院
本原    廣山寺
本原    自性院
武石    正念寺
武石    信廣寺
武石    妙見寺


両参りと片参りの謎(北向観音、善光寺)
https://kengaku2.blogspot.com/2022/03/blog-post.html
義仲願状、三島社
https://kengaku2.blogspot.com/2022/02/blog-post.html
義仲・鎌倉 Year
https://kengaku2.blogspot.com/2022/01/year.html
鎌倉殿と信州上田
https://kengaku2.blogspot.com/2021/12/blog-post.html
Japan Heritage fake ley line
https://kengaku2.blogspot.com/2022/02/japan-heritage-fake-ley-line.html

2022年7月14日木曜日

ウィーン万国博覧会(明治6年)の地学標本

WIEN CATALOGUE DER KAISERLICH JAPANISCHEN AUSTELLUNG
『WIEN CATALOGUE DER KAISERLICH JAPANISCHEN AUSTELLUNG』(1873)より


ウィーン万国博覧会(1873)の資料はいろいろ残っていますが、まだよくわからないこともたくさん。

原田準平「明治以後の鉱物学界」(地学雑誌 vol.63 1954)
https://doi.org/10.5026/jgeography.63.3_166
明治6年(1873)オーストリアのウィーンで万国博覧会が開かれた際,わが国の政府はこれに賛同し,全力をあげてわが国からの出品をさかんにした。当時政府は各府県に命じて,各府県に産する鉱物を蒐集し,その一部をウィーンに送り,一部は東京に保存し,後にこれを博物局に保蔵した。これはわが国における鉱物蒐集の嚆矢であつたが,その標本の多くは鉱石であり,学術上の価値のあるものは少なかつた。ウィーンに出品したものは,オーストリアの専門家にその研究を依頼したが,その研究の結果は同博覧会の報告のなかに発表された。本邦に保存されたものについては,和田が修学中,それを研究させられた。これは本邦産鉱物の学術研究の濫觴である。


『澳国博覧会出品目録』(東京国立博物館 所蔵)
博覧会のための蒐集品の目録(出展品ではなく)
原典画像の公開等はない?

『ウィーン万国博覧会 日本帝国出品目録』(1873) ※博覧会出展品の目録?
(WIEN CATALOGUE DER KAISERLICH JAPANISCHEN AUSTELLUNG)
https://webarchives.tnm.jp/imgsearch/show/C0080769

『WIEN CATALOGUE~』の Shinano(信濃国)の地学標本(12種 15標本)
 No   Gegenstand (※和名は推測)
 34   Braunkohle 褐炭
 51   Bergtheer 石脳油(原油?)
 54   Schwefel. 硫黄
 60   Schwefel. 硫黄
 86-87 Bergkrystall 水晶
 88 B Rother Eisenkiesel 赤い鉄石(鉄石英?)
 90 B Achate 瑪瑙(アゲート)
 98   Damolit ドロマイト
102-103 Asbest アスベスト
180   Eisenkieskrystalle 黄鉄鉱結晶?
192   Magnet-Eisensand 砂鉄
201   Magnet-Eisenerze 磁鉄鉱石?
299   Silbererz 銀鉱石?

産地は旧国名(ローマ字表記)だけで、具体的にはわかりません。
鉱物・岩石の名称も当時のもので、調べるのはなかなか大変…

『WIEN CATALOGUE~』は日本で外国人指導下で作成したものでしょうか?
「オーストリアの専門家にその研究を依頼した」結果も含まれている? それはまた別?


両参りと片参りの謎(北向観音、善光寺)
https://kengaku2.blogspot.com/2022/03/blog-post.html
義仲願状、三島社
https://kengaku2.blogspot.com/2022/02/blog-post.html
義仲・鎌倉 Year
https://kengaku2.blogspot.com/2022/01/year.html
鎌倉殿と信州上田
https://kengaku2.blogspot.com/2021/12/blog-post.html
Japan Heritage fake ley line
https://kengaku2.blogspot.com/2022/02/japan-heritage-fake-ley-line.html